渚にて 女学生日和 その7

写真に写っている女学生たちはすべて偶然出会い、その場で声をかけて撮らせてもらったも
のである。
この「女学生日和」シリーズは2017年から継続しているプロジェクト。今回で7回目となる。
女学生を選んだのは、僕が学生時代にまともに女の子と話すことができなかったから。その
コンプレックスが僕を突き動かしている。

2022年、結婚を機に埼玉県から神奈川県逗子市へと引っ越した。
以前までは実家のある埼玉や東京などが撮影の中心であったが、生活拠点が変わったことで
それは逗子や鎌倉、横浜へと自然とシフトしていった。
その中から、タイトルの通り海辺で出会った女学生たちだけを纏めた。

これまでと同様、声かけから撮影が終わるまでの音声をQRコードを使用して公開している。
その中で彼女たち全員にたったひとつ同じ質問をしている。

「今、頑張っていることは何ですか?」

音楽や映画に小説。学生時代の僕(今もだが)はいつだって誰かの創作物に救われてきた。
誰かのつくった世界に救われてきた。
だから自分の手でつくるものも少しでも前向きなもの、人に勇気を与えられもの、「笑顔」
の写真に拘ろうと。
今を生きる、平成と令和をまたいだ女学生たち、コロナ禍を経験した女学生たちはいったい
何を頑張り、そして未来へ向かっているのだろうか。


インクジェットプリント 21点

会期 : 2025年1月18日 〜 1月26日
会場 : ギャラリー ヨクト